沖縄移住物語。我が家の沖縄移住のおはなし
40代の夫婦、子供一人の家持の薬剤師が沖縄に移住するまでのお話です。
我が家の沖縄移住の時間経過
子供のころに親の転勤で沖縄に住んでいたことがあり、その後も沖縄旅行に何度も来ており、老後は暖かい沖縄で暮らしたいねなんて夫婦で話す程度でした。
そんな中仕事が忙しい時期があり、休みもあまり取れない状況がありました。ちょっとした役職にいたこともあり、今後社員の生活を背負っていくということも重荷になりそうな状況。
自分の人生の優先順位としては、家族>プライベート>仕事>お金といった感じだったのでこの状況は納得いかないものでした。そんな時にふと、沖縄に移住したいなぁという気持ちが湧いてきました。
妻に相談したところ沖縄移住に賛成してもらい、実際に移住への活動を始めました。だいたい移住の1年半前くらいでしょうか。
結果として単身赴任で先行して沖縄に渡ったので家族が揃うまでを移住完了として経過を辿ります。
移住約1年半前
会社に辞意を伝えました。役員をしてたので引継ぎや関係者とのやり取りもあるのでかなり早めに伝えました。入社から約20年務めた会社でしたのでちょっと寂しさもありますが、人生を充実させるための決断をしたので後悔の無いように進めていきます。
移住約1年前
職探しを開始します。子供の学校の都合もあるのでできれば4月前後での引越しを考えていました。学期の途中でなく新学期からの転校が一番いいかと。
役員という立場からの転職なので収入の減少は仕方ないと覚悟はしていました。ただ薬剤師という資格があるのでそこそこの年収は確保できると考えていました。希望は600~700万くらい
ただいきなり沖縄の会社に電話などで就職活動をするのはちょっと怖いかなぁと。職探しに沖縄に行くのも簡単ではないので素直に転職紹介に登録することにしました。
こちらの条件を伝えて、条件に見合った会社を紹介してくれます。紹介手数料は相手の会社持ちなのでこちらの負担はありません。色々相談もしてくれますし、転職後条件が違うときなども相談に乗ってくれるそうです。
こちらの希望としては
- 年収600~700万 … これくらいあれば家族3人不自由なく生活できるかと
- 週休2日以上 … 休みがなくての転職なので休める環境を
- 有給がとりやすい職場 … 沖縄に行ったら旅行に行きたいし、帰省もあるので
- 残業は常識範囲内 ・・・ 家族と一緒に夕食が食べられる時間に帰りたい
- 那覇周辺 ・・・ いきなり地方は方言や人間関係が大変かと
仕事内容に関しては薬局であれば大きな差はないと思うので特に指定はしませんでした。
最初は希望が先過ぎるのでもう少しないと4月の求人はないとのこと。
移住約9か月前
転職紹介会社から連絡があり仕事探しを開始します。
実際には2社目で決定。1社目は社内研修などもしっかりしていたのですが、年収が予想より低く断念。2社目は12月新規出店の店舗の管理薬剤師としての募集。新規の管理ということは既存のしがらみも少なく開始でき、店舗の人間関係もこれから作るのでかなりいい条件。ただ勤務地が那覇周辺でなく沖縄市ということで少し迷ったのですが、ここに決めました。
移住約8か月前
その後就職が決まった会社との会食。M&Aをしているグループだったのでその沖縄の会社の社長と面会。その際に社長が住居を手配してくれるとのこと。家を探しに沖縄に行かなくていいのは助かるし、旅行で行っているとはいえ地理には詳しくないのでありがたくお願いしました。
とりあえず仕事場と住居は確保。予定より早く沖縄に行く事になりましたが、先に行くことにより家族で住む家や地域をじっくり下見できるのは逆によかったなぁと今にして思います。
その後は引っ越しの為に荷物や環境の整理を。
子供の進学
子供の中学進学に合わせての移住だったので子供は私立に通わせることにしました。進学からの転校になるのですが、小学校からの友達もいない環境に行くよりは、ほぼみんな新規になる私立の方が条件がいいかとの親の判断。どちらかというとおっとりしている子なので落ち着いた校風がいいと選びました。進学先の相談も就職先の社長が相談にのってくれて助かりました。結果的にもこの学校にしてよかったと思っています。
受験があるので急いで塾に通わせることになりました。2月の受験まで半年くらいの塾通いです。
家の売却
家は持ち家でした。子供が生まれたころに購入した一軒家です。まだローンも残っていたので借金を残さずに売却したいところ。幸い立地がよかったのでそこそこの値段で売れそうとのこと。
選択としては3個
1.そのまま保有し賃貸として貸し出す
- メリットは ・・・ 家が資産で残る、ローン完済後は副収入になる。
- デメリットは ・・・ 借金が残る。借り手がいない場合はローンがそのまま出費になる。固定資産税など税金がかかる、家の修繕費は借主もち
リスクの方が高いのでこの選択肢は却下
2.一般的な売却
- メリットは ・・・ こちらで値段設定ができる。高く売却できる
- デメリットは ・・・ 売却するまではローンの返済がある。売れる時期がわからない。売却の手続きに現場に戻らないと行けない
引越し日より先に売れると住む場所がなくなるのでどうしても引っ越し後の売却になってしまいます。売れるまでのローン返済、売却時に沖縄から戻らないと行けないなどで却下。
3.不動産会社(施工会社)への売却
- メリットは ・・・ 即売却できる。引越し時までそのまま住むことができる。
- デメリットは ・・・ 売却額が低い
結果としてはこちらを選択。最もリスクが少ない方法。施工会社なのでリフォームしてさらに高く売却するのでしょう。この額で売却してもローンは完済できましたし、なにより手間がかからない。
予想ですが100~200万くらい安く売却したのかもしれません。仲介手数料を引いたらもう少し差は少ないかな?どうもすぐに売れたみたいで近所の人の話だとすぐに引っ越してきたとのこと。結果論ですが普通に売却でもよかったのかもしれませんね。
移住約5か月前
単身で沖縄に向かいます。3月に家族と合流するまで単身赴任です。アパートは会社が探してくれたのでそちらに。レンタカーを1月ほど借ります。那覇以外の沖縄では車は必須です。この間に車を購入。家族が来た時に必要なものを用意します。
学生時代を思い出す一人暮らし。家電もついていたので布団と調理器具くらいあれば十分生活できました。
家の下見をしたり、プチ観光をして過ごしました。
移住約2か月前
子供の受験で久々の家族合流です。冬の沖縄の不思議なことは航空券よりホテル付のパックツアーの方が安いということ。ホテルを利用しつつ受験。アパートは家族3人寝るには狭かったです。
受験しながら家探し。下見した物件を家族で見学に。ここで新居を決定。先乗りしたことでしっかり物件を吟味できたのはよかったです。
無事に中学は合格。あとは引っ越しをするだけです。
移住決行!
あとは家族で移住です!車にも荷物を詰め込み輸送、まあここは普通の引越しなので特筆することはないかな。
まあこんな感じで我が家は沖縄に移住しました。我が家の移住がすんなりいったのは薬剤師だったので仕事がすぐ決まったこと。先行して沖縄に行ったので住む所や生活基盤を先に作れたことでしょうか。
お金があり働かなくてもいい人や、不労取得のあるひと、年金などがある人以外は働かないと生活を維持できません。沖縄旅行と沖縄移住は全く別のものです。旅行感覚で移住を考えるとまず失敗するでしょう。
移住経験者としてはまずは生活基盤を整えてからの移住をお勧めします。移住に関しては気が向いたらまた書いていきます。
気が向いたらぽっちってください
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